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やわらか酢鶏

やわらか酢鶏

材料(2人分)

[A]
漢方パウダー YELLOW:1~2包
砂糖:大さじ2
ケチャップ:小さじ4
酢:大さじ1
醤油:小さじ2
中華だし:小さじ1
片栗粉:小さじ1

[B]
醤油:小さじ1
酒:小さじ1
片栗粉:小さじ2
ごま油:小さじ2

鶏もも肉:200g
玉ねぎ:1/2個
ピーマン:3個
赤パプリカ:1/2個
(or人参: 1/4本)
エリンギ:1/2パック

手順

(1) 野菜はすべて2~3ミリの太千切りにしておきます。
(2) 鶏肉は一口大に切り、耐熱ボウルで[B]をもみこみます。ふわっとラップをして600wの電子レンジで3分加熱します。
(3) 加熱後、一旦取り出してよく混ぜます。(1) の野菜を乗せて[A]を混ぜ合わせたタレを全体に回しかけ、ラップをして再度600wの電子レンジで3分加熱します。
(4) 加熱後、一旦取り出し全体をよく混ぜ、もう一度ラップをして、さらに3分加熱して出来上がりです。

漢方的解説

「つくる」働きが弱っている方におすすめです。飲食物の消化・吸収を行い、身体に必要なエネルギーや栄養分を「つくる」働きが弱い時は、元気がない、全身倦怠など、動くのが辛くなります。こんな時、甘味が欲しくなることはありませんか?ここでいう甘味は、砂糖だけでなく、ごはんやパンといった糖質全般を指します。甘味は「つくる」働きを助け、全身の緊張を和らげるとされます。ストレスがかかったときに甘い物が欲しくなるのは、ストレスによる体の緊張に起因するといえます。酢鶏の甘酢は、「つくる」働きを助ける甘味と必要成分を体にとどめる「しきる」働きを助ける酸味で、疲れた体から少しでも栄養を逃さない最適な食材です。ただし、糖質は肝臓に取り込まれた後、全身へと活用されますが、過剰な糖質摂取は肝臓に負担をかけてしまうため、分解しきれないまま腎臓へと運ばれてしまいます。腎臓が弱い体質の方は糖質の過剰摂取がないようにしましょう。

西洋栄養学的解説

糖質は、タンパク質や脂質といった他の栄養素よりも素早く使えるという特長があります。動く気力も起きない時には、すぐに力になってくれる糖質が向いているでしょう。そして、胃腸が弱れば、タンパク質の分解が進まず、血液や筋肉の材料となるアミノ酸の摂取量が低下してしまいます。それを補うために、タンパク質の代表ともいえる鶏肉をメインとしました。また、胃腸が弱くなっている人は風邪をひきやすいなどといった免疫力の低下も見られるので、免疫力向上に必須のビタミンCが豊富なピーマンとパプリカを合わせています。また、弱い胃腸には、脂質が負担になることが多いので、鶏モモ肉を使う場合は皮と余分な脂はとるようにしましょう。鶏ムネ肉を使う場合は脂質が少ない分、淡白な味に感じるので、下ごしらえの際に、砂糖ひとつまみをもみこんでおくことでパサつきを抑えることができます。フライパンでも調理できますが、胃腸が弱っているときは気力が湧かないことも多いので電子レンジで火を使わず調理ができます。電子レンジを使えば油の使用量も極端に減るので胃腸への負担も軽減できます。

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