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漢方は中医学を基にしながら、日本で独自の進化を遂げた1500年の歴史を持つ、伝統的な自然療法です。その大きな特徴の一つとして、"病気を診るのではなく、病人を診る"ことがあげられ、症状の根本原因にアプローチする"本治"を目指すことが最大の強みになっています。しかしながら、その独自性ゆえに"怪しい、まずい、難しい"というイメージが大きく、抵抗感も少なくありませんでした。

そこで藤松では、漢方にまつわる文献や人智をデータ化し、科学的な手法やAI技術を用いて、この伝統医学を再構築することに挑戦しております。そうした努力の中で"あなたに合った、安全で、美味しい漢方"を提供することが可能になりました。予防や名前のつかない病気や不調など、皆様の健康に親身になって寄り添えるよう、漢方パントリーとしての役目を果たして参ります。

どのように健康をつくるのか

巡る食

藤松の漢方は"巡る食"です。私たちはたくさんの循環を持っています。血の巡り、水の巡り、神経の巡り。それらの循環を正常に保つことによって、潜在能力を最大限に使うことができます。しかし現代は、習慣病をはじめとして、スマホの長時間使用、暴飲暴食、過度なストレスなど、私たちの巡りを乱す要因が数多く存在します。そういった悪循環から引き起こされる症状や不調に対して、漢方は巡りからアプローチします。

一本の木に例えると想像がつきやすくなります。栄養を取り入れる"根"、全体に栄養を行き渡らせる"幹"、運ばれてきた栄養によって状態が変わる"葉"。症状はこの葉にあたる部分で、状態を判別しやすく、西洋医学はこの葉の状態を見て適切な処置を施してくれるものです。しかし、葉にアプローチするだけでは不足しているではないでしょうか。漢方は病気を見るのではなく、病人を見ると言われます。つまり木全体の状態=根、幹、葉全ての状態を見て、その木にあった栄養を届けることが大事だと考えます。根に適切な栄養を与え、幹の巡りを整えることで、綺麗な葉をつける。これが”巡る食“である理由です。

漢方では"五臓" "気血水" "熱寒実虚"という3つの尺度を用いて、その人がどういった状況にあるのかを推定します。藤松の漢方診断ではそれらの尺度を用いて、100万通り以上のパターンからあなたの状態を導き出し、あなたに合った漢方をお教えします。このようにして"あなたに合った" "安全で" "美味しい"漢方をお届け致します。

五臓

五臓の機能について、東洋医学の考え方は西洋医学と大きく異なっている。西洋医学では内臓は脳などの中枢神経の命令で働くと考えられているのに対し、東洋医学では五行分類を同じくする体の構成部分や精神活動に中枢的な役割を果たしていると考える。また五臓はそれぞれ固有の機能を持っているが、孤立しているわけではく、相互に助け合い、制約し合う関係があり、体の各器官の調和を保った働きを保証していると考えられている。

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「肝は疏泄を主る」とされている。疏泄は「舒展(ジョテン)」と「通暢(ツウチョウ)」の意味を持つ。舒展は隅々まで行き渡るという意で、通暢は円滑で淀みないという意である。つまり"肝"には、気や血の流れを円滑に且つ伸びやかにする働きがある。肝気が伸びやかであれば気も順調に巡り、精神も伸びやかで葛藤もなく、胆汁の分泌もよく脾胃の消化を助ける。肝気が滞ると、精神抑うつ、イライラ、怒りっぽいなどの症状を呈し、脾胃の病にも影響する。以下に東洋医学における概念を詳細に解説する。

1. 肝は魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を支配する。また、身体の活動を円滑に行わせたり休息を指揮し、生体の防衛にも関わっている。そのため、肝は「罷極の本」や「将軍の官」と 言われる。(『素問』:六節蔵象論篇、霊蘭秘典論編)※罷極の本とは、人体の疲労に耐える根本の意味。肝は筋の活動を統轄し、運動をつかさどる臓であり、運動機能の根本である。※肝は将軍のように、勇気があってたくましい臓であり、策略、謀慮がそこから出るというので、将軍之官と呼ばれている。このように、肝の機能は高級神経の機能にも関連すると考えられており、肝の健康は、内外の変化に臨機応変に対処できるかどうかを左右する。

2. 肝は、血液の貯蔵庫となり、身体各部の血流量を活動状況に応じて調整する。(『霊枢』:本神編)臥床すると眠くなるのは、多量の血が肝に還流し、脳に流入する血が少なくなるためである。ゆえに肝の働きが衰えると安眠できなくなる。また、安静時に四肢の血が少なくなった時、肝は血を速やかに四肢にほどよく分配する。この動きが正常であると、四肢の筋肉は力強く運動し、頭に血が上がりすぎることもない。正常でない場合、血の上逆によって、頭痛、めまい、耳鳴りなどを起こしたり、反対に上部への血の配分が悪くなり顔面蒼白、めまい、難聴などが起きる場合もある。婦人の月経の異常も肝の病変により出現することが多い。

3. 肝は筋を主り、血を適切に筋に配分することにより、筋の運動を支配する。ここでいう筋とは、解剖学的に特定の体の部分を指すのではなく、筋の運動と支持の機能を指す。(『素問』:宣明五気)肝が「筋を生ず」や「筋を主る」といわれるのは、肝によって筋の運動機能がよく発揮されるということである。反対に肝の動きが損なわれると、筋が無力になったり、引きつって痛くなることがある。また、肝と筋の関係性から、筋の疲労は肝に影響を与えると考えられている。

4. 肝の状態は爪にも反映される。爪は筋の余りであるとされ、筋と共に肝の状態を判断する材料になる。正常であれば、爪は弾力があり、つやが良くて、赤味を帯びている。正常でない場合、色つやが悪くなったり、重症時には変形する。

5. 肝は目に開竅し、目を通して外界と交流している。肝の動きが正常であると、モノの判別が上手くいくが、衰えると目が疲れやすくなる。そのような関係性から、目を酷使すると肝の機能を損なうことにつながる。

6. 肝の液は涙である。肝の動きがしっかりとしていれば、涙はほどよく目を潤す。肝の働きが悪くなると、目が乾いたり、涙が流れすぎるようになる。

1. 心は神を蔵し、五臓六腑を総括する心(神)は、人間の生命にとって最も重要で神がなくなれば死する。そこで心は「生の本」「君主の官(最高指導者)」「五臓六腑の大主」といわれる。神が安定しているときは、状況に応じた的確な行動が可能であり、生体機能も健全に維持される。すなわち、神は知覚・記憶・思考・意識・判断など、すべての精神活動を支配して、その中心になっている。さらに神は、五臓六腑が調和を保って活動することを主る。これによって動作・言語・表情などの意識的活動や、心拍動・呼吸・消化吸収・排泄などの無意識的活動が適切に行われる。内因・過労・内外の熱などによって、神が不安定になると、意識的・無意識的活動に不適切・不調和が生じる。

2. 心は血脈を主り、脈を介して血を全身にくまなく運行させ、臓腑や皮膚筋骨などの身体器官の活動を支える。心がしっかりしていれば、脈拍も規律正しく力強く働き、血の巡りも滑らかである。心の機能が損なわれると、脈拍に異常が現れ、血の巡りも悪くなる。

3. 心の状態は、顔面の色つやに反映される。顔面の色つやは、血液の運行状態を反映しているので、心気が充実していれば顔の血色がよく、つやがある。反対に心気が不足していると、顔は白っぽく、つやがなくなる。

4. 心は舌に開竅し、舌の運動を支配し、味覚を主る。考えや意思を的確に伝える為の言語表現には、舌の運動が不可欠であり、心の不調は言語障害に関係する。また味覚の働きが衰えれば、味覚異常が現れる。

5. 心の液は汗であり、五行の火に当たる。火の性質は暑熱であり、暑熱により汗が出る。心の働きがしっかりしていれば、暑い時や、運動、労働時にほどよく汗が出る。不健全な場合、出るべき時に汗が出なかったり(無汗)、むやみに汗が出てしまうようになる(自汗)。

中医学では、「脾は運化・昇清・統血を主る」としている。「運化」とは、水毅を消化して、後天の精や、津液・血・営衛などを吸収して、全身に送り出す元であることをさす。運化がうまくいかないと、消化・吸収の異常や、営気のめぐりの異常、あるいは津液の停滞などが起こり、さまざまな症状を呈する。「昇清」とは、運化に際して、吸収したものを胃から上の肺へ送ることをさす。そこから敷衍して、気や血を上に昇らせたり、臓腑・器官が下がらぬようにこれをつなぎとめる。昇清がうまく行えないと、内臓下垂や、全身倦怠、無力、慢性下痢などが起こる。「統血」とは、営気を脈中に送ることにより、血が脈外へ漏れずに、順調にめぐるようにする働きをさす。統血がうまく行えないと、血が脈外へ漏れ(出血)、血便、血尿、不正性器出血などが起こる。

1. 脾は、営を蔵し、後天の本となる脾は、胃と一体となって働き、飲食物の消化や吸収を司り、後天の精を取り出す。さらにこれを肺へ送り、気・血・津液に変化して、全身に送り出す。脾の働きによって吸収・配布される栄養物には、営気が蔵されて運行を司る。営気が、血と共に脈中をめぐることにより、血が脈外へ漏れることを防ぎ、また全身に栄養を与えて活力のもととなる。(『素問』:六節蔵象論篇,霊蘭秘典論篇)脾がうまく働かなくなると、腹痛、下痢など、消化・吸収の異常が生じ、元気がない、全身倦怠、出血しやすいなどの症状が現われる。

2. 脾は肌肉を司る脾は、営気を身体のすみずみにまで巡らせる。特に肌肉に行きわたらせて、これに張りを与える。不調となると、肉づきが痩せ、四肢無力となる。

3. 脾は、口に開竅し、その状態は唇に反映する口と唇は、飲食物の取入れ口であり、脾胃と密接な器官である。唇の厚薄は,その人の脾の強弱を表す。脾の働きが正常ならば、口が苦いとか、粘るということがなく、食べた物をおいしいと感じることができるし、唇や、そのまわりの色つやもよい。脾の働きが正常でなくなると、食欲の異常(亢進・減退)や、食べてもおいしいと感じず、唇やその周囲、口内が荒れたり瘡ができるなどの症状が生じる。

4. 脾は津液を作り出す脾は、水穀から津液を吸収し、肺に送る。脾は津液を作り出し、全身に輸布する大本である。脾の働きが悪いと、津液の不足や停滞が起こる。また脾は湿邪と感応しやすく、その結果津液を停滞させる.

5. 脾の液は涎である。脾は、口と通じている。口から出る液は涎である。脾の働きが順調であれば、涎により口中は潤い、水毅を口に入れたとき、涎は、よく口中に流れて、胃の消化を助ける。脾の働きが悪くなると、涎が流れずに、口中が乾いたり、あるいは流れすぎて口中いに溢れるようになる

中医学では,「肺は宣発・粛降を主り、水の上源となる」としている.「宣発」とは、昇発と発散のことで、呼吸により濁気を吐き出したり、津液と気を全身に散布し行き渡らせ、腠理を調節することをさす。「粛降」とは、粛浄と下降のことで、呼吸により、清気を吸い込んだり、津液を腎・膀胱に下輸したり、気道を清潔にすることをさす。「水の上源」とは、脾の働きにより、胃から上部に運ばれた津液を、肺が給水ポンプのように働いて、全身に散布することをさす。

1. 肺は気を主り、心を扶けて、臓腑や器官の働きを調節する肺は、呼吸を通じて、天の陽気を体内に取り入れる。この天の陽気と、脾胃の働きによって飲食物から得た地の陰気が合して、宗気・衛気・営気・津液・血となる(第2章1の3参照)このうち営気と血は脈中を行き、衛気と津液は、肺の働きにより全身に散布される。これらに臍下にあつまる原気が加わり、混然一体となって、気を体内のすみみにまで行きわたらせる。心が血を、肺が気を、すなわち心肺あいまって気血を全身にめぐらせることにより、すべての臓腑・器官・組織の生理活動が営まれる。そこで,肺は「気の本」とか「相傳の官」といわれるのである。肺の働きが正常であると、呼吸は深くゆったりと正しく行われ、全身の気が充実している。また、発声もつやがあり力強い。正常でなくなると、呼吸の異常(喘、咳など痰の停滞や、少気、短気など)や、発声の異常(か細い,枯れ声など)が起こる。

2. 肺は皮毛を主る肺は陽性の気(宗気・衛気)、とくに衛気と津液を巡らせることにより,皮毛に潤いを与え、これを養う。の変化にすばやく対応し肺の働きが正常であれば、皮膚は潤いをもつとともに、環境の変化にすばやく対応して収縮・弛緩する。例えば、風寒の邪にあえば、これに犯されないように皮膚を引き締める。うぶ毛も適度にのびて皮膚を守っている。正常でなくなると、皮膚の枯燥や、湿疹、浮腫などが現われる。

3. 肺は、鼻に開竅しその液は涕である肺は、鼻を通して、天の陽気(清気)を体内に取り入れ、古くなった気(濁気)を排出する(吐故納新)。そして臭いをかぎわける。鼻から流れる液は涕である。これが適度に流れることにより、鼻内を潤して清潔を保ち、異物を中にいれない。肺の働きが正常でなくなると、涕の分泌異常が起こり、鼻が詰まったり乾いたりし、臭いもわからなくなる。

中医学では、「腎は納気を主る」としている。これは深い呼吸に関わるもので、吸気を臍下丹田まで取り入れて、精を元気に化し、これを活性化する。腎機能が弱いと、この納気作用ができず、浅い呼吸となったり、呼吸困難などの症状が現われる。

1. 腎は、精を蔵し、生命力の根源である原気をもたらす。父母から受け継いだ先天の精は、腎に内蔵されている。この精は、飲食物から造られる後天の精によって、常に補充されている。精は、生命力と、成長、生殖力の根源である。この精が、腎により活性化されたものが、元気である。人間は、腎の働きが盛んになるにつれて成長し、生殖能力を生みだす。腎精が充実していれば、元気(基礎活力)も盛んで、活動的で、疾病にもかかりにくく、また、根気がいる細かい作業をやり抜き通す力も湧いてくる。そこで、「作強の官、伎巧これより出づ」(「素問」:霊蘭秘典論篇)といわれる。腎気が衰えると元気がなくなり、活動が低下し、身体が冷える。また、生殖能力も低下し、疾病にかかりやすく、治りにくくなり、さまざまの老化現象を呈する。(素問』:上古天真論篇)

2. 腎は、津液を主り、全身の水分代謝を調節する脾が胃において、水穀から分離して上に送り、肺が全身に散布した津液は、不要となったあとを腎が、これを集めて処理する。津液全体を調整しているのが腎である。この水分調節がうまくいかなくなると、浮腫・尿閉や、頻尿・下痢などの症状が現われる。

3. 腎は、骨を主り,その状態は髪に反映する腎精は、髄を生育する。髄は骨の中にあり、骨に栄養をあたえている。腎が正常であれば、精が十分あり、髄が充実するので骨も歯も丈夫である。また、髪も黒々とつややかで、よくのびる。腎精が不足したり、老化により衰えると、発育不良や、老化に伴う歯牙の異常,骨が脆い、腰が曲がる、白髪・脱毛などの症状が現われる.

4. 腎は、耳と二陰に開竅する腎は、耳を通して外界と交流している。腎精がしっかりしていれば、耳は音声をよく聞き分けて判断できる。老化などにより腎が衰えると,難聴,耳鳴などの症状が現われる。腎はまた、水分を調節し、調節した結果が大小便となって体外に排泄される。大小便口が、二陰(前陰=小便口,後陰=大便口)である。大小便の異常は、腎の異常でもある。

5. 腎の液は、唾である腎は, 歯牙を支配している、歯牙の生えているところからわき出る液が、唾である。

素材

藤松の漢方は素材に徹底的にこだわりました。台湾有数の生薬メーカーで、伝統的な精製方法と、厳格な農薬検査をクリアしたもののみを使用しています。安全性や使いやすさを考慮して、エキス化しておりますので、少量でも十分に素材のよさを感じていただける商品となっております。

数百種類ある漢方素材から、1年以上の時間をかけて、健康に役立つブレンドを見つけ出しました。今後もさらに貢献できるよう研究を続けて参ります。ブレンドだけでなく、味や新商品の開発も進めて参りますので、引き続きご愛顧頂けますと幸いです。